中小企業にとってモラトリアム法案(=亀井大臣)は敵か味方か

亀井大臣、モラトリアム法案について金利分の支払い猶予も含め検討する考え示す

亀井金融・郵政担当相は、臨時国会への提出を検討しているモラトリアム法案について、借り手企業によっては、金利分の支払い猶予も含め、検討する考えを示した。

2009/09/27 FNN Newsより

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00163678.html


中小企業 対 銀行 、建前上は協力関係-実質は企業の状況により従属関係というのが現状である。
だって銀行様から「お金を貸していただいている」のだから、という考えがこの根拠

ゆえに面と向かって当の中小企業が「お金返すのちょっと待ってちょ!」なんてことは言えない。
リスケの代償として企業が払うものがあまりに大きい


「でもそれを亀井大臣が代わりに言ってくれて良かった、おかげで経営が良くなるかも・・・」
とみなが考えているかというとそうではなく


「結局あの手この手で銀行からねちねちヤラれて今より悪くなるからしょうもないことするなボケ!」
と思っている人もいるようです。


はて、なんだか聞いたことある話だな?と思ったら
イジメを止めにきた教師に対してイジメられっ子の言い分がまさにこれ
なんだか幼稚な理屈にため息が出ます。



で、タイトルの内容ですが、敵か味方かで言うと「敵ではない、味方かもしれない」と考えます。

実際周囲でも、今回の政権交代および亀井氏の大臣就任以降で都銀の態度が一変しました。


亀井氏がいかに銀行業界に対して私怨があろうが、
衆院でわずか3議席のミニ政党の政治家だろうが今彼は金融を司る国務大臣です。

大臣に与えられた権限を最大限に行使して、結果的にわれわれを守ろうとしているはず

中小企業者としては、ひょっとすると味方かもしれない亀井大臣を支持したいと思います